○月×日 イルカ先生が家に来た。

 普通、「家に行きたい」と言われたら、少しぐらいは期待するのが男ってもんじゃないだろうか?
 なのにイルカ先生ときたら、家に着くなりオレの手を離してすすすと奥へ入って行くと、寝室へまっしぐら。
 ベッドに飛び込んだ。
「うわーいっ!やっぱり気持ちいい〜!」
 大の字になって布団にすりすりと顔を擦りつけるイルカ先生の隣にオレの入り込む余地は無く、勝手知ったる様子にやっぱりクロだったのかと感慨深くなりかけた気持ちもあっさり吹き飛んだ。



今日の目的はコレだったのかよ!!














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